本記事では、IELTSバンド6.0を取るためのスピーキング勉強法を紹介します。詳しい勉強法の解説の他に、おすすめの教材をまとめました。

バンド6.0は、留学したい/海外移住したいと思った人が目指すべきスコアです。アカデミックでは、多くの海外の大学で求められる入学基準です。ジェネラルでも、移住の際に多くの国が審査基準としているスコアです。そのため、多くのIELTS受験者は、バンド6.0が目指す基準スコア、ということになります。

ILETS バンドスコア6.0とは、どれくらいのスピーキング力なのか

IELTSでバンド6.0を取るために必要なスピーキング力

ILETS バンドスコア6.0のスピーキング力:

  • 高校レベルの文法や語彙を使い、商談などフォーマルな会話ができる
  • 単語の意味や語源の違いを理解し、使い分けられる

    IELTSスピーキングバンドスコア6.0を取得するには、正確な文法を使って話せることや、幅広い表現を駆使して話す力が必要です。スピーキング自体は親しい友人との会話よりも、フォーマルな会話のシチュエーションイメージしてみてください。

    文法の間違いも減点対象になるので、高校レベルの英文法を正確に使えるかが重要なポイントです。例えば未来・現在・過去の単語変換が適切に使えたり、完了形などの複雑な文法も取り入れて話せるレベルが求められます。

    以下に、IELTSバンド6.0を取得するための具体的なポイントをまとめました。

    • 単語の意味や語源の違いを理解した使い分け
    • 論理的で一貫性のある文章

    IELTSのスピーキングで高得点を取るには、単語の意味や語源の違いを理解した使い分けが必要

    IELTSスピーキングでは、単語の意味や語源の違いを理解した使い分けが求められます。

    例えば、「日本の食べ物」と「日本料理」の違いは分かりますでしょうか?前者はJapanese food でよいですが、後者はJapanese cuisine と聞きなれない単語が出てきます。

    food と cuisine など、一口に「食べ物」を表す単語でも、このような意味の違いがあります。

    「food」⇒ 最も汎用的。料理だけでなく食品、食材にも使える。
    「meal」⇒ 朝食や昼食などの食事1セットを指す。
    「dish」⇒ 調理されて盛りつけられた個々の料理を指す。
    「cuisine」⇒ 国や地方、文化に密着した料理を指す。

    引用元:https://english.chicken168.com/

    以下の例文で表します。

    • 例1:ラーメンは最も人気がある日本食の1つだ
    • 例2:おせちはお正月に食べられる日本料理である

    例1の場合は、foodでOKです。Ramen is one of the most popular Japanese food.

    ⇒この場合のラーメンは、特定の食べ物、食品を表しているからです。

    例2の場合は、cuisineを使います。Osechi is a Japanese cuisine eaten on new year’s day.

    ⇒この場合のおせちは、特定の食事をあらわしているわけではなく、「おせち料理」という概念を表しているからです。

    同様に、buildingとarchitectureの違い(前者はオフィス街などのビル群、後者は幅広い建造物)など、意味が似ているようで異なる単語をうまく使い分けられることが、高得点を獲得するポイントです。

    IELTSのスピーキングで高得点を取るには、論理的で一貫性のある文章が必要

    表現力に関しても、明確で一貫性があることが攻略のカギになります。

    例えば、「歴史を学ぶことは重要だと思いますか?」という問いに対する良い回答例と、悪い回答例を以下にまとめました。

    質問:歴史を学ぶことは重要だと思いますか?

    • いい例:はい、歴史を学ぶことは重要だと思います。なぜなら、災害から身を守る方法や対策を過去から学ぶことができるからです。実際に私たちが災害に直面しても素早い判断をすることができます。
    • 悪い例:はい、歴史を学ぶことは重要だと思います。なぜなら、歴史から多くのことを学べるし、私も歴史を学ぶことは大好きだからです。

      2つの回答例を見比べると、「いい例」の回答は、なぜ歴史を学ぶことが重要かの理由づけがハッキリしています。また、その知識をどのように応用できるかにも触れています。

      対して2つ目の回答は、具体的な理由もなくボキャブラリーにも乏しいことがわかります。

      具体的には、「どのような多くのことが学べるのかが分からない」ことと、「『私が歴史を学ぶのが大好き』なことが、歴史を学ぶことが重要である、ということにつながらない」ことが問題です。

      このように、自分の意見を論理的に相手に伝えられる表現力が重要になります。

      IELTSでバンドスコア6.0取るためのスピーキング勉強時間

      IELTSでバンド6.0を取るために必要なスピーキングの勉強時間

      必要な勉強時間の目安:

      1日1時間のスピーキング × 3か月~半年程度

      スピーキングに慣れている人は、1日1時間を目安に3ヶ月継続していきましょう。だいたい1時間スピーキングを勉強し、単語や言い回しなどの復習時間に30分という具合に配分を決めると、効率よく勉強することができます。

      フォーマルチックな会話形式の会話に慣れていない方は、半年間ほど長めに学習期間を設けることをおすすめします。

      IELTSバンドスコア6.0を取るための具体的なスピーキング勉強法

      IELTSバンド6.0を取るためのスピーキング勉強法

      まずは、以下の「公式問題集」を購入します。残念ながら「過去問」はインターネット上に存在しないようなので、IELTSの問題を製作している団体が出版している、公式問題集を購入しましょう。


      公式問題集を購入し、問題の傾向をつかみます。そのうえで、公式問題集以外に必要な、IELTSスピーキングバンド6.0取るための勉強法をまとめてみました。

      ※文法の勉強法については、ここでは省略します。

      IELTS スピーキング勉強法

      • スピーチトレーニング(2分間)
      • シャドーイング

      おすすめの勉強法は2つ。「2分間のスピーチトレーニング」と「シャドーイング」です。

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      2分間スピーチトレーニング

      最初に紹介する勉強法は、2分間のスピーチトレーニングです。短い時間の中で話すことで、明確に自分の考えを伝えるスピーキング力を養うことができます。

      IELTSスピーキングでは2分間のスピーチが含まれるため、1トレーニングにつきだいたい2分間を想定するといいでしょう。

      具体的な学習法は、まずスピーチのテーマを決めます。経済や社会といった、アカデミックに関連したものにすると本格的な対策になります。

      2分間スピーチの中には、5W1Hを含めます。すなわち「何が(what)、いつ(When)、どこで(Where)、なぜ(Why)、どのように(How)」を意識してトレーニングをすると、自然と表現豊なスピーキングをすることができます。

      なお、スピーキングに慣れていない人は予め英文スクリプトを書いて、話す内容を整理しておきましょう。

      シャドーイング

      つぎにシャードーイングを使った勉強法です。シャドーイングとは、音声で流れてくる英文をそのまま発音する学習法です。

      IELTSスピーキングテストでは、話す内容だけでなく正しいアクセントを使えているかや、流暢に話せるかもチェック項目になります。シャドーイングをすることで、ネイティブに近いアクセントの習得を可能にし、英語をスムーズに話すトレーニングにもなります。

      手順はまず、英文スクリプト付きの動画や音声を準備します。そして英文を聞いてから、続けてシャドーイングをします。事前にスクリプトを見て、わからない単語がないか確認しておくと、シャードーイングに集中することができるので参考にしてください。

      ⇒シャドーイングができる便利なアプリは、後ほど紹介します。

      シャドーイングは、ネイティブとのアクセントの違いや、単語の音の強弱をどこで付けるかも意識すると、より効果的に学習することができるので参考にしてください。

      なお、シャドーイングは自分が話せるようになるだけでなく、聞き取る力も上がります。スピーキングとリスニングを同時に勉強できる、効率のいい学習法ですね。詳細はこちら⇒⇒シャドーイングとは何か やり方を徹底的に解説!英語が聞き取れるようになる!?

      ILETSでバンドスコア6.0を取るためのオススメスピーキング教材(公式問題集以外)

      ベストティーチャーのIELTS対策コースのスピーキング授業の風景

      ベストティーチャーのIELTS対策コースのスピーキング授業の風景

      画像引用元:https://www.best-teacher-inc.com/

      IELTSスピーキング対策のおすすめの教材を紹介します。

      • ベストティーチャー
      • シャドーイングアプリ

      ベストティーチャーは、IELTS対策もできるオンライン英会話サービス

      ベストティーチャーは、IELTSスピーキングの本格的な試験対策ができるオンライン英会話です。

      講師による丁寧な添削から、確かな文法力を養うことができます。スピーキングでは文法の間違いも減点対象になりますが、レッスンを通して正確な文法を学習するだけでなく、スピーキングでも応用できる表現力を勉強することができます。

      ここで、スピーキングを重視したベストティーチャーでの学習法を紹介します。なお、スピーキングレッスンを受ける前には、必ずライティングのレッスンを受講する必要があります。

      まずライティングレッスンでは、正確な文法を意識しながら書いていきます。

      次にスピーキングレッスンでは、スクリプトの確認をせず、できるだけスピーキングの時間に充てます。

      講師によっては、レッスン時間ギリギリまでスクリプトの解説をするので、スピーキングの時間を取れない場合があります。これを避けるためには、どうしてもわからない部分以外は省略しましょう。

      レッスン後、次のレッスンに向けて、具体的なアドバイスや改善点などを講師からフィードバックをもらうことも忘れないようにしておきましょう。

      ベストティーチャーの使い方

      こちらの記事では、実際にベストティーチャーの「IELTS対策コース」を受けた方に、ベストティーチャーの正しい使い方を紹介してもらいました。授業の流れやメリット・デメリットも紹介しているので、これから始める方はぜひこちらも参考にしてみてください。

      ベストティーチャーのユーザーが、IELTS対策コースの全てを教えます。

      無料で使えるシャドーイングアプリ

      続いて紹介する教材は、シャドーイングアプリです。特におすすめなアプリが「TED ME」です。

      TED MEのホーム画面

      TEDとは、世界中から集まる知識人によるスピーチの動画が集められたサービスです。ビジネス全般、IT技術、エンタメ、科学、国際問題など、さまざまなテーマによるスピーチの動画が集められています。

      TED MEとは、TEDの動画をAndroidで見られるようにするためのアプリです。単に動画が見られるようになるだけではなく、英語学習の「シャドーイング」に向いた機能が備わっているのがポイントです。

      簡単に使い方を説明します。画面左下の人物アイコンをクリックすると、その文章のシャドーイングを行うことができます。

      文章が流れたあとに、マイクが起動して、同じ文章を復唱します。その後、自分が発音した文章が流れるので、自分がどのように発音したかを聞くことができます。

      TED MEのシャドーイング

      使い方の詳細については、英会話上達のためには「TED ME」でシャドーイングがおすすめ!(しかも無料)を参考にしてみてください。

      ※このアプリAndroid専用なので、iOSの方は、こちらの記事を参考にしてみてください。いくつかのおすすめアプリを紹介しています。シャドーイングとは何か やり方を徹底的に解説!英語が聞き取れるようになる!?

      まとめ

      IELTSスピーキングは、日常会話とは異なる形式です。慣れるまで時間はかかりますが、継続することでスピーキング力は確実に備わります。

      本記事で紹介した勉強法を参考に、スピーキング学習の向上に役立ててください。