本記事では、IELTSバンド6.0を取るためのリーディング勉強法を紹介します。IELTSリーディングはアカデミック・ジェネラルと問題内容が異なるので、その違いやそれぞれの勉強方法も含めて説明します。

バンド6.0は、留学したい/海外移住したいと思った人が目指すべきスコアです。アカデミックでは、多くの海外の大学で求められる入学基準です。ジェネラルでも、移住の際に多くの国が審査基準としているスコアです。そのため、多くのIELTS受験者は、バンド6.0が目指す基準スコア、ということになります。

ILETS バンドスコア6.0とは、どれくらいのリーディング力なのか

IELTS バンド6.0のリーディング力

アカデミック:

高いレベルの学術内容理解

アカデミックを受ける方は少なくとも、専門的な語彙への拒否反応が出ないくらいには慣れておく必要があります。アカデミックに出題される問題は、社会科学や自然科学といった専門的な内容なので、ハイレベルの単語の理解力が求められます。

ジェネラル:

日常生活に支障をきたさないレベル

それに対して、ジェネラルは主に海外移住を目的としたものなので、出題される内容もホテルの広告や会社からの連絡事項など、生活に根ざしたものになります。一般的な英文やニュース記事が読めるぐらいで大丈夫です。

ILETSでバンドスコア6.0を取るためのリーディング勉強時間

IELTSで、バンドスコア6.0を取るのに必要なリーディングの勉強時間

必要な勉強時間の目安:

1日1時間の速読トレーニング × 3か月程度

受験者は限られた時間の中で多くの長文を読まなければなりません。ILETSにおいて、より高得点を出すためにも、スキミングと呼ばれる「文章全体を素早く読む手法」の力を磨く必要があります。そのため、ニュース記事などを最低でも1日1時間は読むトレーニングをして速読に慣れていきましょう。

始めたばかりの人はニュース記事を、1日あたり2~3つ読む、程度のものから始めてみましょう。慣れてきたらニュース記事1つにつき10分以内に読む練習をすると、本番でタイムマネージングがしやすくなります。

この学習を最低でも3ヶ月継続することをオススメします。最初は新しい単語の多さに戸惑うかもしれませんが、だいたい1ヶ月程で英文に慣れていきます。徐々に語彙力も上がるので3ヶ月を過ぎる頃には記事内容を理解できるようになります。

ILETSでバンドスコア6.0を取るための、具体的なリーディング勉強法

IELTSでバンド6.0を取るのに必要なリーディング力

まずは、以下の「公式問題集」を購入します。残念ながら「過去問」はインターネット上に存在しないようなので、IELTSの問題を製作している団体が出版している、公式問題集を購入しましょう。


公式問題集を購入し、問題の傾向をつかみます。そのうえで、公式問題集以外に必要な勉強法として、IELTSリーディングに必要な勉強をアカデミック・ジェネラルそれぞれ以下にまとめてみました。

アカデミックを受験する人

  • スキミング力(文章全体を素早く読む力)を上げる
  • ボキャブラリーを増やす

    スキミング力を鍛える

    IELTSリーディングにおいては、各設問で問われるキーワードを文章中から時間内にどれだけ速く見つけ出せるかがポイントです。特にアカデミックは難解な内容の文章がほとんどなので、全ての文を読んでいる時間はありません。スキミングを使ってキーワードを探し出す必要があります。

    例えば、設問の中に年代を示す数字があったとします。その数字を頼りに文章中から数字を探し出せれば高い確率で設問の答えに近づけることができます。

    IELTSリーディングの模擬テストやニュース記事を活用してみてください。

    ボキャブラリーを増やす

    リーディング設問の中に、各段落を要約した文章をそれぞれの段落に当てはめる問題があります。もちろん、文章中で使われる単語とは別の単語に変換されているので、受験者はその単語の類似語を見つけなければなりません。

    TEDやCNNからボキャブラリーを増やすことをオススメします(「オススメの教材」へジャンプする

    ジェネラルを受験する人

    • 日々の生活やビジネスの場をイメージしながら読む
    • 英文を読むリズムを習得する

      日々の生活やビジネスの場をイメージしながら読む

      ジェネラルでは日々の生活や仕事でのやり取りといった内容になるので、それぞれの場面を頭の中でイメージができるようにしましょう。

      ジェネラルでは8割の正解数を出さなければバンド6.0に届きません。専門用語を学ぶ必要はありませんが、日頃からニュースを見聞きして具体的な場面をイメージできるようにしておくと、実際の試験での内容がスムーズに脳内イメージができるようになります。

      英文を読むリズムを習得する

      ジェネラルにおいてもスキミング力は必要ですが、それ以外に、文章をリズミカルに読む力を養っておきましょう。英会話で使用されているリンキングを使うことで、英文をリズミカルに速く読むことができます。リンキングとは、単語の後ろの部分と次にくる単語の前の部分をつなげる(リンク)ことです。

      例えは、What do you want.という文にたいして”ワット ドゥー ユー ウォント” ではなく、”ワッドゥーユーウォン”とすることで、変に間をあけずに読むことができます。少しテクニックは要りますが、リンキングをするだけでも格段に読むスピードが上がります。

      ILETSでバンドスコア6.0を取るためのオススメリーディング教材(公式問題集以外)

      TEDICTのホーム画面

      IELTSに登場する文章の内容を理解するために必要な教材を、いくつか紹介したいと思います。

      IELTS向け オススメ教材

      • CNN
      • TED
      • The economist

        CNNはアメリカのニュースサイトで、主にアメリカのニュースを取り上げています。その他にもインターナショナルなニュースなどトピックは多岐に渡ります。無料で利用することができるので、合間の時間を使った学習ができます。

        また、CNNを教材として読む際は、自分の好きなトピックを自由に選んで大丈夫です。注意する点として、わからない単語をそのままにするのではなく、メモを取ったりその都度調べることが大切です。後回しにしてしまうと、どの単語でつまずいたのかわからなくなることがあるからです。

        CNNのURL:https://edition.cnn.com/

        TEDは世界中から集まる様々な専門家のスピーチを聞くことができます。英文スクリプトを表示させることができるので、耳で聞きながら目で読む、2つの学習を同時に行うことができます。動画が速すぎて字幕についていくのが大変という方は、英文スクリプトが独立して存在するアプリ版をオススメします。

        TEDが見られるアプリ、TEDICTの使い方を紹介しています
        (リンク先の記事は「英会話」になっていますが、リーディングの勉強にも使えます)

        The economistはイギリスのニュースサイトで、自国のだけでなくヨーロッパのニュースも取り上げているので、幅広い専門的なトピックを読むことができます。こちらは有料ですが、特にボキャブラリー不足に悩んでいる人は一度購読してみることを勧めます。

        The economistに関しても、CNNと同様、わからない単語をそのままにするのではなく、メモを取ったりその都度調べるようにしてください。専門的な内容が多いですが、これを繰り返すことで語彙力の向上だけでなく読解力を伸ばすことにつながります。

        The economistのURL: https://www.economist.com/

        まとめ

        IELTSのリーディングに関しては、アカデミックのほうがやや難しい傾向ですが、高い正解数が必要になるジェネラルも気を引き締めなければなりません。

        どちらの場合も、実際に試験を受ける際には時間が足りなくなるので、「いかに素早く読むか」を鍛えることが重要です。

        ここで紹介した教材は一例なので、人によっては組み合わせて学習する人もいます。紹介した学習法を参考に、自分に合った学習法をアレンジして学習してみてください。